干し椎茸と生椎茸の使い分けがわからないのですが?
調理法で言えば、生椎茸は焼いたり炒めたり揚げたりして食感を楽しむ調理に向いています。
干し椎茸は味が染み込みやすいのでじっくりと火を通す筑前煮などの煮物や炊き込みご飯、じっくり焼きあげる炒め物などに向いています。
生椎茸で代用(またはその逆)もできなくはありませんが、バラ寿司に使う含め煮などは干し椎茸で作った方が美味しく出来上がります。また、干し椎茸では生独自の食感は楽しめません。
干し椎茸は椎茸から出る出汁を調理で使え、そのうま味は生椎茸では味わえません。もちろんすぐに使いたい場合は生椎茸が便利ですが、バレ椎茸のように葉の広がった薄い干し椎茸の場合は、炊き込みご飯を炊く時に乾いた状態のものをそのまま砕いて入れてすぐに調理することもできます。(炊いている間に戻ります)干したことによる独自の旨味や風味があるのが干し椎茸の特徴です。
干し椎茸は干し椎茸独自の旨味や歯ごたえを、生椎茸は生椎茸独自の柔らかい食感が楽しめます。
・干し椎茸に向いた料理・・筑前煮、含め煮、炊き込みご飯、焼き物、炒め物など
・生椎茸に向いた料理・・・天ぷら、焼き物、炒め物など