- お知らせ [2024/11/14] 十六島岩海苔についてのご案内・・ >>
干し椎茸 上バレ
宮崎県で原木栽培された干し椎茸の上バレです。「上バレ」は傘が大きく開いた、厚さの薄い大きな干し椎茸です。
▼ 干し椎茸 上バレ 100g
中葉サイズ
大葉サイズ
▼ 干し椎茸 上バレ 1kg
バレについて
干し椎茸の傘が大きく開いて薄葉になった状態のものを「バレ」と言います。
大きさや形が不揃いで見た目は悪いですが、原木栽培ですので味や風味で劣ることはありません。 一概には言えませんが中葉の直径が約5センチ~8センチ、大葉の直径が約8センチ~12センチくらいになります。
当店のバレ 干し椎茸について
乾燥は機械乾燥です。一般に出回っている『天日干し』表示の干し椎茸のほとんどが機械乾燥との併用だったり、仕上げに少し天日に干したりしたものです。
完全天日干しはなかなかお目にかかれません。
残念ながら当店には完全天日干しの干し椎茸のルートがない状況です。
上バレは、干し椎茸を姿のままで使わない時の調理に向いています。厚さが薄いので戻りが早く、スライスがしやすいです。薄く切ったり、または細かく切って使う時におすすめです。
戻す前の乾いた状態ですとそのまま砕くことも出来ます。
バラ寿司、炊き込みご飯、中華炒め、卯の花などに。辛く煮てスライスしたものを素麺の薬味に。また、粉だしを作る時にもミルサーで粉にしやすく便利です。
もちろん戻し汁は出汁として使えます。
椎茸の出汁の取り方
椎茸の戻し方(戻し汁は出汁に使えます)
材料
水・・・約1リットル
干し椎茸・・・約30g
●戻す前に数時間ほど日光に当てると干し椎茸独自のひなた臭さが取れ、また、ビタミンDが増えます。日光に当てると干し椎茸が温かくなります。干した後、すぐに容器等に入れると温度差で結露し、湿気の原因となります。干し椎茸は常温になってから袋や容器等に入れてください。
●ざっと洗って汚れを落とします。干し椎茸がしっかり水に浸かる状態で水に入れます。軽いため水に入れても浮きやすいので蓋つきのタッパーなどが便利です。
●戻る時間は『どんこ→香信→上バレ』の順にかかりますが、どれも時間をかけてゆっくり戻します。(6〜12時間)
●お湯を使うと苦味が出ます。冷たい水で戻してください。戻している間も冷蔵庫に入れておくのがおすすめです。
●戻した干し椎茸を使いきれない場合は冷凍保存ができます。ジップロックなどに入れて冷凍保存してください。約1ヶ月保存できます。また旨煮などに調理したものを冷凍することもできます。素麺の薬味などに少量使いたい時などに便利です。
椎茸の出汁 美味しさの秘密
干し椎茸のうま味と言えば、味よりも香り。
この独自の風味の正体はレンチオニンにという物質です。
生椎茸を「干す」ことでレンチニン酸が分解されて、この成分ができます。
そして旨味の成分はグアニル酸です。
椎茸の出汁だけで使うと出汁がきつすぎますので、単独で使う事はなく、
昆布や鰹と合わせる事がほとんどです。
含め煮に、細く切ってバラ寿司の具に、中華料理や炒めものに、バター醤油でソテーしても美味しいです。
ですがやっぱり一番相性がいいのは醤油でしょう。
めんつゆなどに椎茸の出汁はとてもよく合います。
干し椎茸を自宅で天日干し
干し椎茸を使う前にぜひお薦めしたいのが自宅での天日干しです。
干し椎茸の傘を上にしないで内側のひだの部分を日に当て数時間おきます。
ベランダなどでお皿やざるにあけて日にあてて下さい。
ですので、機械乾燥、天日干しにかかわらずできれば使う前に自宅で天日干しにするのがおすすめです。
このビタミンDはカルシウムを骨に吸着させる働きをします。
カルシウムだけを摂取してもそのほとんどは体の外に出てしまいますので、
ビタミンDの補給はとても大事です。
干し椎茸の旨味は生の椎茸では味わえない独自の香りです。
これも干す事によって生まれる効果。椎茸の風味とパワーを増す作業が天日干しです。
保存について
乾燥剤を一緒に入れて密封容器で保存します。
密封容器に乾燥剤と一緒に入れて冷暗所での常温保存です。湿気が大敵です。シンク下などの湿気が多い場所ではなく湿気の少ない場所で密封保存してください。冷蔵庫での保存がよりおすすめです。
特に梅雨の季節は冷蔵庫に必ず入れて下さい。または食べきって梅雨を超さないようにします。
原木栽培について
椎茸を作るのには原木栽培(げんぼくさいばい)と菌床栽培(きんしょうさいばい)という方法があります。
菌床栽培はオガクズや栄養剤などを固めたものに、椎茸の種菌を植え付け、簡単に早く作れるやり方です。安定した収穫が可能です。
原木栽培は自然に近い状態のため、重労働で収穫もその年の天候で大きく変わってきます。また、価格も高くなりますので、確実に収穫できる菌床栽培がかなりの割合をしめています。
原木栽培のメリットは自生している状態ではなくても、
自然に出来たものに限り無く近い状態の椎茸を作れる事です。
中国産 椎茸について
最近は中国産椎茸が多く輸入されています。価格的にも安く業務筋を中心に出回っています。
中国産は、国産品より価格がかなり安く買いやすい品です。
ですが、干し椎茸独特の香りや味、また、戻りが今一つ悪いなど、現在の段階では品質の点でやや劣るようです。
ほとんどの中国産椎茸は石突きが切り取ってある場合が多いので、国産品と見分ける時の1つの目安となります。
干し椎茸上バレのおすすめポイント!!
1:薄く欠けなどもある状態ですので「どんこ」「香信」に比べお買い得です。
2:薄いため、細かく切る場合は使いやすいです。
3:形は悪くても戻し汁には旨味がたっぷりですので出汁に使えます。
■使い道 バラ寿司や炊き込みご飯の具や素麺の薬味、中華炒めなど。煮物にも炒め物にも。
・原料採取地: 宮崎県
・原料製造地: 宮崎県
・袋詰めの場所: 島根県
・賞味期限: 約8ヶ月〜12ヶ月
・保存方法:密封容器に移し入れ、
直射日光をさけ冷暗所で保存してください。